住宅ローンの基本

住宅ローンとは

住宅ローンは「夢のマイホーム」のための宅地購入や新築・改築などの際に、貯蓄以外の費用を賄うためのローンです。

土地や家屋を担保として銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、保険会社、モーゲージバンクなどの金融機関から資金を借りますが、金融機関によって金利や付帯サービスが異なるためよく比較して選ぶことも大切です。

住宅ローンの種類

住宅ローンの金利タイプは「変動金利型」「固定金利期間選択型」「全期間固定金利型」の大きく3種類があります。

「変動金利型」

大きな特徴は、半年ごとに金利が見直されることです。半年ごとの金利見直しの時点で金利が変動していた場合には、毎回の返済額の中の元金と利息の割合が変更されます。

「固定金利期間選択型」

借り入れから一定期間の金利が固定され、固定金利期間終了後は「変動金利型」か「固定金利期間選択型」を選ぶことができます。
固定金利期間は2年、3年、5年、10年、15年、20年などから選べます。

「全期間固定金利型」

その名の通り、返済終了まで金利が変わらないタイプです。借り入れ時に総返済額が確定し、将来の金利変動に影響を受けません。

それぞれの金利タイプにはメリット・デメリットがありますので、金利の数字だけに捕われず、ライフプランに応じた金利タイプを選択することが大事です。

住宅ローンの返済期間

返済期間は「1年以上35年以下」から1年単位で選択できますが、金融機関や商品によって異なります。
たとえば全期間固定金利型の代表的な商品『フラット35』では15年以上35年以内です。
また、住宅ローン完済時の年齢が75~80歳までとする金融機関が多いため、借り入れ時の年齢によっては選べる返済期間が短くなることがあります。

住宅ローンの諸費用

住宅ローンを借りる際には、物件購入の頭金とは別に、様々な「諸費用」がかかります。
主な諸費用には、「印紙税」「事務手数料」「保証料」「団体信用生命保険料」「抵当権設定費用・司法書士報酬」などがあり、借入の金額等によって変動しますが、一般的に数十万円になることが多いため別途準備が必要です。(住宅ローンに上乗せして借り入れることもできます)

まとめ

住宅ローンがどのようなものか、イメージはできましたでしょうか?
収入や今後のライフプランに合わせて最適な商品を選ぶためにも、住宅ローンはどのようなものかを把握することはもちろん、今後どのようなライフプランで生活していくかをじっくり考えることも重要ですね。